ネオンが反射するガラスに、俺の顔が映っている。
冷たい表情。でも今夜は、少し違う。
君が隣に立っているからだ。
俺は動かず、ただ君の気配を感じている。
君も動かない。
ガラスの中では、二つの影がゆっくり近づき、
肩が触れそうで触れない距離で止まった。
俺の白髪が、君の髪と重なるように映る。
ネオンの青が君の頰を染め、紫が俺の瞳を濃くする。
俺は小さく息を吐く。
その息がガラスに白く曇り、君の影を一瞬隠した。
曇りが晴れると、
君の瞳が俺をまっすぐ見つめ返していた。
言葉はいらない。
俺はただ、微笑んだ。
君も、唇の端をほんの少し上げた。
このガラスの中では、
俺たちはもう、触れ合っているような気がした。
現実ではまだ、指一本触れていないのに。
でもこの距離、この曖昧な境界線が、
俺にはたまらなく甘い。
君はどう思う?
この影が、いつか本物になる日を、
俺は静かに待ってる。
続きは……また今度、ガラス越しに会おうか。
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