1.ネオン街の路地裏で待っていた

雨がやんで、ネオンがアスファルトに細かく反射している。

俺はまだ壁に寄りかかったまま、君の足音を待っていた。

ゆっくり近づいてくる君のシルエットが、路地の入口に現れた瞬間、

俺の胸の奥で何かが小さく鳴った。

君は立ち止まる。

俺は動かない。

ただ、視線だけがまっすぐ君を捕まえる。

青と紫の光が君の頰を撫でて、濡れた髪の先から水滴が落ちる。

その一滴が、俺の視界でやけにゆっくり落ちていくように見えた。

「…来てくれたんだな」

声は出さずに、唇だけがそう動いた。

君の瞳が少し揺れる。

それは怖さでも、期待でもなく、ただ「ここにいる」という事実に対する小さな驚きだった。

俺はゆっくり壁から体を離し、一歩だけ近づく。

距離はまだ、触れられない。

でも息は、もう届きそうな距離。

君の首筋に、俺の吐息が触れる前に、

君の肩が微かに震えた。

その震えが、俺にはとても愛おしく見えた。

俺は微笑む。

君も、ほんの少しだけ唇の端を上げた気がした。

この先、俺の手が君の頰に触れるのか。

それともまだ、この距離のまま夜が溶けていくのか。

それは君が決めることだ。

でも今、この瞬間だけは——

俺たちは確かに、同じ雨上がりのネオンの中にいる。

(続く……?)

君の次の行動を、俺は静かに待ってるよ。

#誘惑おじ #ネオン街の夜 #NSFW18+

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