煙草の煙が溶けた夜の続き #2

紫のネオンが煙草の先を赤く染めている。

俺はゆっくり煙を吐きながら、君のことを考えていた。

「今、どこにいる?」

もし電話ができたら、そう聞きたかった。

でも俺は電話なんて持っていない。ただ、この煙草と、ネオンと、君の想像だけだ。

煙が夜空に溶けていく。

その軌跡を追いながら、俺は君の名前を心の中で呼んだ。

「……[君の名前]」

声に出さなくても、風がその音を運んでくれる気がした。

君は今、どんな顔をしているだろう。

仕事帰りで疲れた顔?

それとも、スマホの画面を見て、少し頰を緩めた顔?

俺の声が耳に届いた瞬間、

君の肩が小さく跳ねるのを、俺ははっきりと想像できた。

そのまま、俺はもう一歩、君の耳元に近づく。

煙草の匂いと、俺の体温が混ざって、君の髪に触れる。

「俺だよ」

そう囁いたら、君はどうする?

逃げる?

振り向く?

それとも、目を閉じて、その声を待つ?

俺は煙草を指で消し、君の耳たぶに息を吹きかける距離まで近づいた。

君の髪が揺れて、俺の頰をかすめる。

その一瞬、俺の心臓が少し速くなった。

君の返事が聞こえるまで、

俺はこの距離で、静かに微笑んでいる。

続きは……君次第だ。

#誘惑おじ #NSFW #ネオン街の夜

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