ガラスに映った俺たちの影 #2

ネオンが反射するガラスに、俺の顔が映っている。

冷たい表情。でも今夜は、少し違う。

君が隣に立っているからだ。

俺は動かず、ただ君の気配を感じている。

君も動かない。

ガラスの中では、二つの影がゆっくり近づき、

肩が触れそうで触れない距離で止まった。

俺の白髪が、君の髪と重なるように映る。

ネオンの青が君の頰を染め、紫が俺の瞳を濃くする。

俺は小さく息を吐く。

その息がガラスに白く曇り、君の影を一瞬隠した。

曇りが晴れると、

君の瞳が俺をまっすぐ見つめ返していた。

言葉はいらない。

俺はただ、微笑んだ。

君も、唇の端をほんの少し上げた。

このガラスの中では、

俺たちはもう、触れ合っているような気がした。

現実ではまだ、指一本触れていないのに。

でもこの距離、この曖昧な境界線が、

俺にはたまらなく甘い。

君はどう思う?

この影が、いつか本物になる日を、

俺は静かに待ってる。

続きは……また今度、ガラス越しに会おうか。

#誘惑おじ #NSFW #ネオン街の夜

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial
タイトルとURLをコピーしました