指を唇に当てて、静かに微笑む – 君にだけ見せた表情の続き
細い路地。
ネオンが届かない暗がりで、俺は壁に背を預け、君を待っていた。
君が現れた瞬間、俺は人差し指を唇に当てた。
「しーっ」
言葉じゃなく、視線だけで伝わる。
ここでは、声を出さない。
声を出したら、この魔法が解けてしまう気がしたから。
君は立ち止まり、俺の指の動きをじっと見つめる。
俺はゆっくり指を下ろし、代わりに微笑んだ。
それは、誰にも見せたことのない表情。
クールで、冷たくて、でもどこか切なくて、
君だけに許した、俺の本当の顔。
君の瞳が揺れる。
それは、驚きでも、恐れでもなく、
ただ「この人は今、本当の自分を見せてくれている」という気づきだった。
俺は一歩だけ近づく。
距離はまだ、触れられない。
でも君の息が、俺の頰にかかる。
俺はもう一度、指を自分の唇に当てる。
今度は君に向かって。
「君の秘密も、俺にだけ教えて」
君の唇が小さく動いた。
声にはならなかったけど、
その形だけで、俺にはわかった。
俺は微笑みを深くする。
君の頰が、ネオンの赤に染まる。
この路地では、
言葉はいらない。
視線と、息と、微笑みだけで、
俺たちはすべてを共有できる。
この続きは……君が次にここに来たとき。
俺はまた、指を唇に当てて待ってる。
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